秋のお彼岸

 令和2年は9月19日(土)が秋の彼岸の入り、22日(火・祝日)が中日、25日(金)が彼岸明けの日です。

 お彼岸はインドや中国ではみられない日本独特の仏教行事だとされています。お盆のように亡くなった方が帰ってきてお墓参りする期間だと思われている方が多いと思いますが、正確には仏教の修行法の一つ【 六波羅蜜(ろくはらみつ) 】を積極的に修行する期間になります。

 六波羅蜜ろくはらみつ 】を簡単にまとめると、

布施ふせ  物でも心でも、自分の出来る事を誰かのために施します。
持戒じかい  ルールに則り、悪いことは行わず、積極的に善いことを行います。
忍辱にんにく  辛いことがあっても、感情に流されず、また耐え忍んで立ち上がります。
精進しょうじん  夢や目標に向かって励みます。
禅定ぜんじょう  心を落ち着けて穏やかに過ごします。坐禅や瞑想をすればよりグッド。
智慧ちえ  ものごとの道理を、正しく、深く理解します。 
             

 お墓参りしてお花やお水をお供えする事も布施になりますし、交通安全を心がける事でも持戒になります。陰口が聞こえても気にする事はありません。忍辱の気持ちでいきましょう。毎日の掃除は立派な精進です。お仏壇の前で静かに心を傾ける事は禅定になります。そして、この五つの波羅蜜を通して、ものごとを正しく深く見つめる事は智慧の修行になります。

 遠方に住んでいて、お墓参りしたくても出来ずに心配な思いをされている方は、こちらでお墓参りを代わりに行うことも出来ます。詳しくは下記リンクにまとめてありますのでご興味のある方はご覧ください。

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