大般若経の準備

例年、3月から4月にかけて南陽市曹洞宗寺院では各寺で大般若祈祷会という地区内や檀信徒の五穀豊穣や子孫繁栄・家内安全などを祈る法要を執り行うシーズンに入ります。

先日、某御寺院様の大般若会へ参加させて頂きました。

コロナ禍ということで、例年とは異なった形で実施され、私は初めての堂行と維那という配役を頂きました。法要の流れを合図する鐘を鳴らしたり、お経を読む中心となる僧侶のお役目です。大般若会の法要は、複雑な動きをするため緊張しましたが、無事務める事が出来てほっとしています。

さて、本年の当院の大般若会も例年と異なり、僧侶3名のみで内容を一部省略して執り行ますが、それに向けて大般若経巻の整理を行ました。

大般若経の経巻は600巻あります。当院の場合、1番から6番の箱の中に、1段から10段まで順序よく10巻ずつ、1箱あたり100巻が納められているのが通常です。

ですが、長い間使用される中で巻が混ざってしまい、バラバラの状態で納められていました。そのため、全ての箱の経巻と段数を確認し、すべて順番が合うように整理しました。

最初は副住職一人で行っていましたが、途中から住職も加わり、約5時間ほどかかりました。夢中でやっていたので、時間が経つことに気付かずもくもくと作業しました。

なかなか整理する機会がありませんでしたが、こういった機会に気になっていた整理が出来て良かったと思います。 

曹洞宗の公式HPに大般若祈祷会について記載がありましたので添付します。下記URLをご参照ください。

https://www.sotozen-net.or.jp/newstopics/daihannya.html

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