インド滞在③デリーからレーへ。荒涼した山々を超えて。
飛行機が朝の5:00発なので2時間前の3:00に起床。慣れない環境であまり眠れませんでした。
寝不足でふらふらしながら荷物をまとめて、ホテルをチェックアウトして、セキュリティチェックに進みます。インドはテロ対策のためか、国内線といえどパソコンやモバイルバッテリーなど、機内持ち込み鞄からいちいち出してセキュリティに通さないといけないため、その都度出したり入れたりの荷造りが大変です。軍服姿の人が目を光らせていました。
一時間くらい待ち時間があったので、出発ゲートの近くに座ってニンテンドーSwitchをしていたら、アニメ好きのインドの青年に話し掛けられました。彼は日本のアニメが大好きだそうで、やはりNARUTOが好きという事でした。あとは、「デーモンスレイヤー(鬼滅の刃)が好き」とか、「日本の〇〇という本がインドで流行ってるよ」など教えてくれました。私は彼に、ガンダムという日本のロボットアニメをおすすめしました。他国の人に、日本の文化を好きでいて貰えるのは嬉しいですね。これからレーに住む彼女に会いに行くと言ってました。
飛行機に搭乗。国内線なので2列シートの小さめの飛行機でした。
ここで、これから向かうラダック(Ladak)について説明します。
ラダック(英: Ladakh、チベット語: ལ་དྭགས་, la dwags)はインド北部にある旧ジャンムー・カシミール州東部の地方の呼称。広義には、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれた一帯を指し、ザンスカールおよび、現在パキスタンの支配下となっているバルティスターンを含む。中華人民共和国との国境に接し、アフガニスタン北部にも近い。中国が実効支配するアクサイチンも、かつてはラダックの支配下であった。中心都市はレー (Leh)。
かつてはラダック王国という独立した仏教国であったが、19世紀にジャンムー・カシュミール藩王国に併合された。長らく、行政区画の名称としては使用されていなかったが、2019年10月31日に発効したジャンムー・カシミール州再編成法(英語版)に基づく旧ジャンムー・カシミール州の分割に伴い、連邦直轄領となった[注釈 2]。
「ラダック」(最終更新 2023年12月6日 (水) 17:46 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』
これくらい日本と離れています。
これがラダックという地域です。かつてチベット吐蕃王国が支配し、チベット仏教やチベット文化が定着しています。今ではチベットよりもチベットの文化を色濃く残しているそうです。
デリー空港からレー空港までは、飛行機で1時間で到着します。
なぜか私の予約した席がビジネスクラスに変更になっていました。なぜビジネスクラスに変更になったのか聞きましたが、私には乗務員の言葉がよくわかりませんでした。ですが、人生初のビジネスクラス。
レーに近づくにつれて、景色は緑のないゴツゴツとした山々の風景に変わっていきます。雲が山々にかかっています。
レー空港に着くと、他の国の仏教僧もたくさんダライ・ラマ法王の法話を聞きに、空港に集まっていました。
まず、レーに到着して予約していたゲストハウスにタクシーで向かいました。ここは、最初にタクシー代を支払う仕組みのようで、途上国で行うような値段交渉や値段をぼったくられる心配もなかったです。荷物も運んでいただけました。
運転手さんは英語が全くできないようで、ゲストハウスの場所を伝えるもちゃんと把握できていないようでした。Googleマップを見せたりしてゲストハウスの場所を探して貰います。少し迷ったり、エンストしたりしながら20分くらいで到着。
予約していたゲストハウスに着くとオーナーとその家族に迎えられました。リビング的なところで、お茶(ミルクティーみたい。美味しい)とクッキーをいただきました。
ゲストハウスのオーナーさん夫婦やその子供たちは、外見は私たちアジア系に近く、国籍はインドでもほぼチベット人のような見た目でした。言葉は地元の人同士はラダック語を主に話すと言っていました(ラダック語で「こんにちは」は「ジュレー」)。外国人がよく訪れるからか、私よりも英語が堪能でした。後から知った事ですが、インドでは地方によって方言が全く異なるため、国内でも英語でコミュニケーションをとる事があるそうです。
ここで、まさかの事が発覚します。オーナーの奥さんに「何しにレーに来たの?」と尋ねらて、「ダライ・ラマの法話を聞きに来た」とを告げると、「昨日大雨が降ってダライ・ラマ今日の法話会は中止になったわよ!」と告げられました。
無事にレーに到着して安堵していた私は青天の霹靂状態・・・。
私がレーに滞在していられる期間は3日間のみ。その間に法話会が再会されるのだろうか・・・。
その④に続きます。