檀家さんに聴いた話その1

五月の快晴の日、某市にあるお宅に一周忌のお経を上げに行った後、お茶を頂いた席での話。

そのお宅には山から流れる水がたくさん敷地内の用水路に流れ込んでいる。ちょうど私は今、蓬莱院内にある池の、増えすぎたザリガニをなんとか減らし、子供の頃にはたくさんの魚がいたような生態系を復活できないものかと奮闘中なのもあって自然と興味は水の事へ。尋ねてみると、うちには池がたくさんあるし、鯉もたくさん飼っていて、魚が大好きだという。池や魚の存在には気づかなかったため、是非見学させて貰えないか尋ねたらお許し頂いた。

縁の下の池や少し離れた畑側の池には、野鯉が山から流れてきた水の中で気持ちよさそうにたくさん泳いでいた。一番大きい鯉は1mを超えるほど大きく、娘さんが小さい頃に捕まえたものが大きくなった個体らしい。見事な鯉だった。

魚や水遊びが大好きという事なので今度はうちの池にも遊びにきてください、とお伝えして帰寮した。もし良かったら蓬莱院のザリガニも差し上げます、ともお伝えした。

合掌

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